離婚協議を早期に解決できた事例

2024年1月2日

こんにちは、優誠法律事務所です。

今回は、配偶者と離婚について話をしているが行き詰っている、という方に向けて、離婚協議を弁護士にご依頼いただいて解決できた事例をご紹介いたします。

「離婚調停になっていないけど弁護士を使ってよいのか?」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、弁護士を入れることで離婚協議がスムーズに進むこともありますので、離婚協議中でお悩みの方には、ぜひご覧いただきたいです。

ご相談までの経過

今回ご相談のA男さんは、奥様のB子さんから数年前に「2人の行く末が見えない」と言われたことがきっかけで、家庭内が冷え切り、2人のお子さん(小学校2年生と幼稚園児)に関すること以外、ほとんど口を利かない関係となっていました。

A男さんは、数か月前から、B子さんから離婚の話を何度か切り出されていましたが、感情的になってしまったり、知識がなく法律に照らして自分が有利なのか不利なのかわからないため、なかなか話を進めることができませんでした

話し合いの出口が見えない中、何とか解決の糸口を得たいとお考えになり、当事務所にご相談に来られました。

ご相談内容

ご相談では、これまでの経過をお聞きした上で、まずA男さんとしてどうされたいのかご希望をお聞きしました。

そうしたところ、離婚は応じても構わない、お子さんの親権を得たいとは考えているが他の条件次第とも考えている、財産分与は法的に見て損のないようにしたい等のお考えや、自身の収入が今後減っていく可能性があり、養育費を払うことになった場合不安に感じていることなどをお聞きすることができました。

離婚協議の交渉がなかなか進まないケースの中には、そもそもご自身が求めるゴールがはっきりしていないということがあるため、まずはご自身の要望を明確にすることが大切です。

その上で、個別の離婚条件に関係するご事情について詳細を伺っていきました。

そうしたところ、これまでB子さんが主に育児をしており親権に関しては養育実績の点でA男さんに不利であることや、財産分与についてはA男さんがB子さんに分与しなければならない財産がある程度ありそうだということがわかりました。

そこで、最終的に親権者はB子さんとするが、面会交流を充実させ、さらにこちらから財産分与を行わないというゴールを目指すのはどうか、とご提案しました。

養育費と将来の減収についてのご不安については、最終的には将来の養育費減額調停などで対応せざるを得ない問題ではあるものの、現時点である程度の減収があった場合に養育費をこの程度減額する、という条項を今回の離婚協議書に入れておくことで有利に運べる可能性がある旨をご説明しました。

その上で、ご本人同士では感情的になってしまうことや、B子さんとのやり取りにストレスを感じておられたことから、離婚協議を弁護士にご依頼いただくことになりました。

離婚条件交渉

私たちは、ご依頼を受けた後、早速B子さんと交渉を行いました。

上記のとおり、離婚はする、親権はB子さん、面会交流を充実させる、財産分与は行わない、将来のA男さんの減収と養育費減額の関係を条項化する、というのがゴールになるわけですが、最初から離婚に応じます、親権は譲りますと伝えていては、最終的にA男さんの求めるゴールに着地することはできません

今回は、B子さんの方から離婚を求められていた状況であったこともあり、離婚について適宜争う姿勢を見せつつ、条件次第で譲歩することを示しつつ、離婚条件について交渉を行いました。

協議成立

離婚協議の結果、面会交流の実施条件の調整に少し難航しましたが、最終的に、ご依頼から1か月強で最初のご相談時にご提案したゴールのとおりの離婚条件でまとめることができました。

この1ヶ月強という期間は、他の依頼者の方と比べてかなりのスピード解決だったといえます。離婚協議は決めなければならない項目が多いですから、その分揉めてしまうことも多く、どうしても数ヶ月かかることが多いですが、今回は財産分与や養育費などの金銭面でほとんど揉めなかったことが早期解決につながった要因かもしれません。

その後、合意した条件を離婚協議書にまとめてB子さんの署名捺印をいただいた上で、A男さんが記入を終えた離婚届をB子さんにお渡しし、B子さんから離婚届を提出していただき、解決となりました。

まとめ

今回は、離婚協議に行き詰った方からのご相談でした。

離婚協議に行き詰った場合、調停というのがまず選択肢になりますが、離婚条件で折り合える見込みがある場合は、弁護士を入れて協議を行うということも選択肢の1つになります。

どのような手続きを選択すべきかという点はそれぞれのご事情によりますので、悩まれる点がございましたら、私たち優誠法律事務所にぜひご相談ください。

優誠法律事務所では、離婚の初回相談は1時間無料ですので、お気軽にご連絡ください。

☎0120-570-670

優誠法律事務所公式HPはこちらから

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

よろしければ、関連記事もご覧ください!

離婚意思が固まったら・・・

別居する際に注意しなければならないことは?

高額な財産分与を獲得できた事例

高額な婚姻費用を獲得できた事例

請求された婚姻費用を大幅に減額できた事例

面会交流を拒否されたらどうする!?~調停で面会交流の実現に漕ぎ着けた事例をもとに~

婚姻関係の破綻とは?~別居していても裁判で離婚が認められなかった事例を基に~

投稿者プロフィール

 栗田道匡 弁護士

2011年12月に弁護士登録後、都内大手法律事務所に勤務し、横浜支店長等を経て優誠法律事務所参画。
離婚や不倫に関するトラブルを多く担当してきましたので、皆様のお力になれるように、少しでもお役に立てるような記事を発信していきたいと思います。
■経歴
2008年3月 上智大学法学部卒業
2010年3月 上智大学法科大学院修了
2011年12月 弁護士登録、都内大手事務所勤務
2021年10月 優誠法律事務所に参画
■著書
交通事故に遭ったら読む本 (共著、出版社:日本実業出版社)